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福井県は、本州・日本海側のほぼ中央に位置し、北は石川県、東南から西南にかけては岐阜県・滋賀県・京都府に隣接しています。

「白山国立公園」に代表される緑豊かな山々、「若狭湾国定公園」などの変化に富んだ海岸、湿潤な気候が育む豊富な水資源など、とても豊かな自然環境に恵まれています。

 

このため福井県は別名「越山若水（えつざんじゃくすい）」と呼ばれています。
「越山」は越前の緑豊かな山々のことを、「若水」は若狭の美しい水のことを指しているそうです。

 

福井県は、歴史的にも古く、京の都にも割と近いこともあり、京都と同様の社寺が残っていて、
かつての屋敷跡一帯には、小京都の風情が広がります。
このような正統な意味での小京都は、全国でも例が非常にかぎられる貴重な存在です。

 

日本海に面し、北陸の西端に位置している福井県の気候には、冬の間は、毎日のように曇りの日が続き雪が多い、夏は、気温が高く日照時間も長いという特徴があります。
一般的に福井県は北にあり、寒いというイメージが先行しがちですが、
じつは、関東の埼玉県ほぼ同緯度にあり、気温も都市圏とそれほど差がないのです。

 

福井県内には、現在１５基の原子力発電所があり、日本最大の原子力発電所立地地域となっています。
その総発電力量は、日本の原子力発電所全体の約１／４の量を占め、その大部分は関西方面へと送られています。
関西地区で使われる電気の半分以上は福井県の原子力発電所が供給しています。

 

そして、福井といえば「恐竜」です。
福井県は、まさに「恐竜王国」と呼ぶにふさわしく、国内随一の恐竜の化石が発掘されている場所なのです。

福井県の恐竜化石発掘は、昭和５７年に福井県勝山市で中生代白亜紀前期のワニの化石が発見されたことに始まります。
その後、次々と肉食や草食恐竜をはじめとする多くの化石が発見されました。
その数は、なんと日本で発掘された恐竜化石の大部分を占め、肉食恐竜の「かぎづめ」が国内で初めて完全な形で発掘されるなど、非常に優れた質の化石が見つかっています。
こうしたことから、福井県は日本の恐竜研究の中心として注目を集めるようになりました。

 

また、福井県は平均寿命が男女とも全国２位というとても元気で長生きな県です。
健康長寿のポイントのひとつといわれているのが、「食事」。

「特産のお米を中心としたバランスのよい食事」「海・山・里の旬の幸」「比較的塩分控えめな味付」。
これは統計資料に基づく福井県民の食生活の特徴です。
こうした普段からの食生活が、長寿の秘訣ともいえます。

 

福井県の豊かな自然は、稲作栽培に非常に適した土地といえ、国内有数の米どころです。
実は、美味しいお米の代表「コシヒカリ」は福井県が発祥の地なのです。

そして、海からの贈り物、冬の味覚の王者「越前ガニ」。
厳寒の荒波でとれる越前ガニは、絶品の一言。
あまりの美味しさに食べているときは、皆無口になってしまうほどです。

 

また、福井県は全国のメガネ枠の生産額の約９割を占めます。
サングラス、老眼鏡の生産額も全国の約６割を占めています。
福井県におけるメガネ製造の歴史は１００年を越え、現在では、世界三大産地のひとつとして高い技術力を誇るまでに成長しました。
セル枠から軽くて丈夫なチタン枠、さらには竹など・・・。
色々な素材から世界最高水準の技術によるメガネが福井県から生み出されています。

 

福井県にはその他にも世界や国内でのシェアが上位の製品や
オンリーワンの技術を有する企業が数多く存在します。

豊かな自然に囲まれ、健康長寿で全国一住みやすい県として評価されてる福井県は、
今後もますます発展していくことでしょう。

 

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